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ちょっと寄ってく?


by posica

つながる

数日前、『History of THE STREET SLIDERS』が届いた。
受け取った瞬間、顔がニヤニヤと・・・ふふふっ・・・。

しばらく寝かせてから観ようかなーなんて思っていたけれど、
さっそく観ちゃった。




まずはDisc2の方。99年の野音ですね。
この頃の映像はほとんど目にしたことが無かったので、
こっちから観ることにした。

そこには私の知らないスライダーズがいた。
やっぱりこれは観ておかなきゃいけないんだろうな・・・。

続いてそのままDisc1に突入。
Disc2の後で続けて観ると、
デビュー間もない頃のメンバーの若さに感動すら覚えます。

新宿都有3号地の映像も入っている。
ここでの演奏を聴くといつも、
自分が今いる場所と時間が何処かへ消し飛んでしまう。

96年のは初めて観た。
こういうHARRYもいたんだー・・・と、単純に新鮮に思ったりして。
それと同時に、何だかきゅーっとせつなくなってくる。

ラストライブの映像に差し掛かると、気持ちがどんより重くなった。
解散したのは風の便り(どこからの・・・?)で聞いていただけで、
今じゃその時の自分が信じられないんだけれど、
「ふーん」ぐらいでうんともすんとも心が動かなかったんだよなー。
それなのに。
今こうして観るラストライブの映像は、すごく痛くて寂しい。
ここだけは、あんまり繰り返して観ないかも。


こうして年代を追って繋げたものを観ると、
今までこま切れになっていたスライダーズの記憶も
ようやく頭の中で繋がりつつある。
まだまだ私の知らないスライダーズがたくさんあるんだろうけれど。
私が見ていたスライダーズは、
ほんの一瞬、一部分でしか無かったんだなって思った。
こうして離れていた時間を埋めていくしかないんだな・・・。

自分がリアルタイムで聴いていた頃は、
彼らは何処か別の世界に住んでいる
神様か何か(・・・って何?)のように思っていた。
だけど今は、スライダーズって人間の彼らがやっていたことなんだって思う。
いや、当たり前なんだけれど!
この映像を観たからというよりも、
あの頃より自分が年取ったからそう思えるのかもしれない。
by posica | 2007-11-03 23:43 |