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カテゴリ:そら
4日間ほど実家で過ごす。

木曜の空。よく晴れていた。
海に浮かんだ船みたいに、向こうの方まで幾つもの雲が浮かんでいた。

その日の夕暮れ。
今自分が住んでいる所からはこういう空が見られないので、
おみやげに写真を撮った。
この日は風が強くてめっちゃ寒くて、
写真撮りながらあっという間に手がかじかんできたので、
震えながら急いで家の中に入った。

親戚から送られてきたというナメタガレイ。
初めて食べた。おいしい。
ナメタガレイって変わった名前だなーと思ったら、
とってもぬるぬるしているから「滑多」なんだそうですね。へぇー。
白身の魚はたいてい好きだけれど、刺身で食べるなら断然カレイが好き。
食べ物の好みも遺伝するんだろうか?
父もカレイが大好きだったそう。
よく自分で釣ってきて家で食べたんだとか。

今日は空が怖いぐらいに青かった。
視界の中をざっと探してみても雲は見当たらなかった。
日が落ちる時間になってもやっぱり雲はなかった。
この枠の外には建物がいっぱい。
人の暮らしが詰まっている建物だらけ。

今の空はどんなふう?
ふと見上げると、思いがけない色をしていたりする。
こんなに空を見る回数が多いのは、この季節だけかもしれない。
空気が少しひんやりしてきて、長袖の服を何枚も引っぱり出してくる。
長袖を着ると不思議と落ち着く。
学生の頃、夏服から冬服に衣替えする瞬間が好きだった。
夜、布団の温もりが心地いい。
かと言って凍えるほど寒くはなく。
くるまって眠るしあわせ。
今はちょうど、私が生まれる少し前の季節。
おかあさんのおなかの中で、外の世界を聴いたり見たりしていたであろう季節。
だからこんなにもわくわくして、こんなにも落ち着くんだろうか。
私はこの季節になると心底ほっとするのだ。




あっちこっちとカメラを構えているうちに
空がどんどん変わる。
どこからか金木犀の香りがしてきた。
あー大好き。この香り。
しばらく秋の空気の中に身を置く。

2日前の空。
くじらが泳いでいるように見えるのは私だけ?
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